水子供養

水子供養

供養とは

一生のうちに人は、仏教徒は何度お焼香を行うか、また、お焼香して頂くのは一生に一度の葬儀(告別式)のみ。そして、年回忌等の追善冥福の時だけである。

その時に故人の真前に出でて、合掌し焼香する。その時、こころは何を考えているのであろうか。人によっては生前の想いでで満ち溢れている人もあれば、感謝の念で一杯の人もいる。でも、焼香の直前・最中には多くの人は清楚の気持ちで何の隔たりもない穢れもない煩悩のない佛のこころでお焼香をする。故人と現在の自分。佛と佛の対面法式である。この法式は信仰の具現・原点でもある。手を合わせて合掌する。指と指を合わせ掌(たなごころ)に少しふくらみをもたせ、こころより供養する。不思議と邪心はおこらない。

供養は、先祖・水子と亡き人の弔いだけではなく現世・未来にも供養は繋がる。供養とは、自分が出来る範囲で人を喜ばすことを指す。現世の人の為に、未来の人の為に、自然保護の為に尽力する。これが自ずと供養となる。真逆の事が今世界で起こっている。ひとの嫌がることを大義名分をもって正当化する。これは佛のこころに反する行為であり、決して行ってはいけないことである。常に相手の立場に立って、ものごとを熟慮する必要がある。そのこと自体も供養の一つかもしれない。供養は人のためだけではなく、廻り回って我が身に還る。そして功徳となり、人徳になる。

相手の立場をよく考えて、自分のできる範囲で行動を起こし、人に喜んで頂く行為が供養と言えると考える。清浄なこころでお焼香するのも供養。みんなと和気あいあいと談笑するのも供養。平和なこころに導き、導かれるのも供養。さあ、皆さまと共に合掌し、豊かな実りある世界を養いましょう。

 

【京都宇治・宝善院】水子供養の数珠掛け地蔵尊前におられる童地蔵です。

水子供養永代供養墓の京都のお寺
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宝善院(ほうぜんいん)
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