本堂に於いて水子供養の法要が終わり、数珠掛け地蔵尊への回向に行く際に黄色い花が眼に入りました。回向の後に花を見に行くと、一輪の福寿草の花がひっそりと咲いていました。
福寿草は字の如く、「福を招く花」とされています。咲く時期が1月から3月で旧暦の正月に咲く花として「元日草」などと呼ばれることもあるそうです。正月飾りとして、玄関や床の間に南天や竹などと一緒に寄せ植えにして飾られています。
福寿草は、春の訪れを知らせる花ともされています。もうそこまで、春が来ています。福寿草以外にも宝善院には春を知らせる花が咲いています。綺麗な紅色の花を付ける梅です。
沢山の植物が春の訪れを知らせてくれています。厳しい冬を懸命に我慢し、綺麗な花を立派に咲かせています。
新型コロナウイルスのワクチンが4月頃からには一般にも高齢者から接種が始まるようです。この一年、沢山のものに我慢を強いられました。コロナ禍で変わっていったものはあるでしょうが、今までの日常に早く戻れることを願うばかりです。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683