みちしるべカレンダー令和三年一月の書です。
みちしるべカレンダーは黄檗宗青年僧会発行のものです。
『慶雲生五彩』
【書き下し】慶雲(けいうん)五彩(ごさい)を生ず。
最初の『慶雲(けいうん)』ですが、太陽の光が反射して虹色に輝く雲のことを指します。古来、この雲が現れることは吉祥の兆しとされていました。
『五彩(ごさい)』は、五つの色を指し、「五行(ごぎょう)」からきています。古代中国に瑞を発する自然哲学で、万物は「火・水・木・金・土」の五つからなるという考えからきているものです。寺院の幕に「青黄赤白黒」のもがありますが、それもこの「五行」からきています。黄檗宗の法要でのお供え物に、山の幸である野菜や海の幸である昆布などをつかった「上供(しゃんこん)」というものがあります。これも、この五つの色のものを使います。
この禅語は、目出度い雲が五色の彩りを生じ天にたなびく様をあらわしたもので、お正月や祝賀の席等の祝いの書です。
今年のお正月は寒波が来ている中ではありましたが、多くの方に墓地・水子供養の数珠掛け地蔵尊へお参り頂きありがとうございました。一般墓・永代供養墓もですが沢山の花がお供えされていました。合同永代供養墓のみちびき地蔵尊さまも多かったです。有難い事です。
まだまだ、寒い日は続きますが、どうぞご自愛ください。新型コロナウイルスも日に日に感染者が増えています。感染拡大を引き留める為にも皆様と一丸となり感染症拡大防止に努めていかないといけません。宝善院でも感染症拡大防止に努めながら、法務を行ってまいります。どうぞよろしくお願い致します。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683