令和二年も、残すところ後二日となりました。宝善院の墓地や水子供養のお地蔵さまへのお参りの方も増えております。数珠掛け地蔵尊への供養の花も一杯になり少し賑やかになっております。
宝善院では、新たな年を迎える準備を例年の如く進めています。その一つで、昨日の29日に餅搗きを行いました。29日は『苦持ち』といい「九」が「苦」に通じることから28日か30日に餅つきを行うのが一般的ですが、黄檗宗ではこの日に行うことが習わしとなっています。語呂合わせですが、福(29「ふく」)をもたらすとしこの日となっています。黄檗宗の本山萬福寺(京都府宇治市)でも、現在もこの日に餅つきが行われています。搗いたお餅で、境内に飾る鏡餅用とお正月のお雑煮用の小餅を丸めました。写真は、本堂の鏡餅を作っている最中のものです。
今年も無事にお餅つきが終わり、一つ一つ新年に向かっています。
いろいろ忙しない年末ではありますが、そんな中でホッとする素敵な絵の写真が届きました。宝善院でヨガ教室を行って頂いている、高橋恵美子先生からです。今年は新型コロナウイルスの影響で思うように教室が開けず、数回しか教室が出来なかった一年でした。そんな年ではありましたが、感謝の気持ちを込めて素敵な文字と可愛らしいお地蔵さまを描いたものを送って下さいました。
高橋恵美子先生はヨガ以外の分野でも活躍されている方で、この絵もその一つです。柔らかな文字と絵で素敵なメッセージを伝える「ゆきえもじ」を書かれています。素敵な絵を送って頂き、感謝しております。来年も、ヨガ教室等々どうぞよろしくお願い致します。
今夜から年明けに掛けて年越し寒波が来ているそうです。一気に真冬の寒さが戻ってくる様です。どうぞ御自愛下さい。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683