先日、私の修行仲間が住職をしている兵庫県丹波市氷上町にあります福田寺様へ伺いました。伺ったことは何度もあるのですが、当HPで紹介させて頂くのは初めてです。福田寺様は、自然に恵まれた場所に在り4月には境内に沢山の桜が咲きます。門手前にあります『千年桜』は境内の桜の中でも特に大切にしているそうです。今回は残念ながら桜の季節ではありませんので、写真は撮っていません。桜の季節には夜間にライトアップをされているそうですので、その時期を狙ってお参りされるのも良いかもしれません。下の写真は境内の聖観世音菩薩と鐘です。
本堂には阿弥陀如来が祀られています。その腹中には巻物が秘蔵されていたらしく、見せて頂きました。5メートル程の長さで、本尊の縁起が記されているそうです。珍しいものをみせて頂き、ありがとうございました。
最後に、福田寺様のパンフレットよりお寺の紹介をさせて頂きます。
石生の水分橋を東へ五〇〇米上ると、日本一低い分水箭がある処の静寂地参道は、春浅き頃は紅梅・白梅が香り、四月上旬には櫻花乱満真の禅境、春は驚の谷渡り、夏は蟬籟、秋は全山の紅葉、冬は雪景と四季を通じて自然の妙韻といえる。
当寺は永禄三年(一五六〇年)の創立で元は青垣町桧倉の西天日山高源寺の未寺であったが、その後寛文二年(一六六一年)三二五年前池田市の仏日寺の末寺となり、黄築三代の慧林禅師を勧請開山として黙堂禅師中興一代となって、現住第十八代に及んでいる。
因に本尊阿弥陀如来の腹中には本尊縁起の巻物が秘蔵されていた。これによると北野村項誉が篠山村光忠寺より、仏像をその死後甥である武右衛門が畑久衛門の仲介により寄進し、元禄十五年に祭ったと傅へられている。尚、石生新町にある西来庵並に地頭にあった光方寺は、当寺の末寺であった。且又、本尊阿弥陀如来は丹波市文化財に指定されている。
霊験あらたかな馬頭観音と阿弥陀如来を安置し、「受験祈願」「病気一切平癒祈願」「交通安全祈願」も致します。
(福田寺様パンフレットより)
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683