6月です。
月初めは朝に本山萬福寺へ参ります。これを祝拝(しゅくはい)と呼びます。
今月も祝拝を終え、本堂・庭の八佛様・墓地・永代供養墓・水子供養のお地蔵様において回向を行いました。
6月は一般的に衣替えの季節ですね。
黄檗宗では、衣替えは5月3日の開山忌(開祖の隠元禅師月命日の法要)に合わせて行われます。
その衣替えですが、本日の京都新聞の新暮らし歳時記の欄に一つ句が載っていましたので紹介します。
『長持に春ぞ暮れ行く更衣』(ながもちにはるぞくれゆくころもがえ)
平安時代の公家は旧暦の4月から10月の間に薄衣袷(うすぎぬあわせ)・捻り襲(ひねりがさね)・単襲(ひとえがさね)等々に替えていったそう。また、衣類の種類を変えるだけでなく室内の装飾なども夏物へ変えていたみたいです。
この句では『更衣』と書いて『ころもがえ』と詠んでいますが、この『更衣(こうい)』というのは当時は天皇に仕える役職の一つでもありました。
その風習が民間に広まる際に、役職の名前を避けて『衣更え』と呼ばれるようになったそうです。
新型コロナウイルスの自粛解除が本格化してきました。第二波が来ないよう祈念しております。
宝善院では、本日より普茶料理の予約受付を再開しました。
部屋の換気や玄関での手の消毒など宝善院でも出来る事を取り入れて、感染予防に努めてまいります。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
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宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
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