早いもので、4月も後半を迎えようとしています。
月初めには、ご本尊様・干支の守本尊八仏様・墓地(一般墓・永代供養墓・樹木葬)・水子供養の数珠掛け地蔵尊への回向を行いました。
4月3日は黄檗宗の開祖である隠元(いんげん)禅師の命日にあたります。本山萬福寺では一年の中で一番大きな法要として『開山祥忌(かいさんしょうき)』が厳修されました。『開山』とは、黄檗宗の本山である黄檗山を開いた隠元禅師のことを指します。下の写真が開山堂での法要の様子です。
各山の諸大徳の方々、多くの来賓の方にご参集頂き、無事に法要が円成の運びとなりました。写真は、法要に際し隠元禅師が好んだ油揚げを献じているところです。
この4月3日は、日本では隠元禅師のご命日にちなみ『インゲン豆の日』に制定されたそうです。インゲン豆は、現代では多くの方が食するものですが、江戸時代初期に隠元禅師が中国より日本に伝えたものです。隠元禅師はインゲン豆以外にも、タケノコ・レンコンの食用文化やスイカ・もやしなども日本にもたらしています。他にも、日本に多くのものを伝えています。その話はまた改めて書かせて頂きます。
この投稿をInstagramで見る
宝善院では、今年も無事に枝垂桜が花を開いています。雨風もあり、門を入ってすぐにおられるお地蔵様が桜の花びらに囲まれています。様子をInstagramでも紹介しておきました。
境内は少しづつ新緑に囲まれようとしています。どうぞお参りの際、当院の新緑もお愉しみ頂ければ幸いです。