本日七日は人日(じんじつ)の節句。春の七草が入った七草粥を食し、一年の無病息災を祈る日でした。宝善院では、七草粥をご本尊様にお供えし、私どもも頂きました。
「せり・なずな ごぎょう・はこべら ほとけのざ すずな・すずしろ これぞ七草」と、短歌の七五調で覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。春の七草です。この七草粥の習慣は、奈良時代の日本に伝わり、醍醐天皇の平安時代延喜十一年より正月七日に七種の若菜を調進することが公式化されたそうです。「枕草子」の詩に「七日の菜を六日に人がもて騒ぐ」というものがあるようで、七日の朝に七草粥を炊き、無病息災を祈るならわしが出来たそうです。
「七草粥」のほかに、「七草爪」というものもあるそうです。年明けから初めて爪を切る日とされています。六日の晩より七草を浸した水に指を浸し爪を切れば、その年は風邪をひかないとされているそうです。
七草には、「秋の七草」もあります。「オミナエシ・ススキ・キキョウ・ナデシコ・フジバカマ・クズ・ハギ」とされています。以前、秋の七草について書きましたので、右にそのページを張り付けておきます。【秋の七草「桔梗(ききょう)」】お時間ありましたら、お読み下さい。薄いピンク色の桔梗の写真も紹介しています。
新型コロナウイルスのオミクロン株が日本で急速に感染拡大しています。日本全国で感染者数が6,000人を超え、沖縄県・山口県・広島県では、9日よりまん延防止措置の適用を決めたそうです。感染症対策を行い、ご自愛頂きます様お願い申し上げます。宝善院も感染症対策に努めてまいります。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683