月初めでしたので、本日にご本尊様と干支の守本尊八仏様・墓地(一般墓・永代供養墓)・水子供養の数珠掛け地蔵尊への回向を行いました。先月から募集を始めました永代供養の樹木葬の区画でも併せて回向を行いました。
宝善院では、今月7日に予定しております水子供養の総回向法要とお数珠供養の法要を執り行う『点灯会(てんとうえ)』の準備を進めています。ご供養の一つで受付をしている献灯も多くの方にお申込み頂き、感謝申し上げる次第です。当日のお参りは朝8時より晩の8時までお越し頂けます。献灯頂いた灯りは、夕刻の法要より数珠掛け地蔵尊への参道を照らします。それと併せ、16日のお盆の送り火に合わせ参道を照らす予定をしております。
先日に『桔梗(ききょう)の花』でも紹介しました桔梗ですが、たくさんの花が開いてきています。点灯会の当日もまだまだ花が盛りである予定です。お参りの際に、桔梗の花を愉しんで頂ければ幸いです。桔梗は数珠掛け地蔵尊の周りにあります。
話は変わりますが、世間では東京オリンピックの話題をよく耳にします。コロナ禍でのオリンピック開催には賛否両論があるのですが、私はたくさんの感動を頂いています。どの選手も素敵なのですが、柔道の阿部兄妹の優勝にはほんとうに感動させられました。妹の詩さんがオリンピックの出場をかけた大事な一戦で敗れ涙している姿が報道され、どうにか兄妹でオリンピックに出てもらいたいなと思っていました。その兄妹が二人揃ってのオリンピック出場を決め、二人揃っての優勝。どんな状況でも前向きに進もうとし、ひたすらに柔道に邁進していた姿を想像すると、更に感動が増しました。阿部兄妹に感動を頂きながら、前日に調べ物の為に見ていた禅語集のひとつの語を思い出しました。『百花春至って誰為に開く(ひゃっかはるいたってたがためにひらく)』という禅語です。春の花は、はたして誰のために咲いているのでしょうか。誰の為でもなく、ただ己の本分を全うする自然の姿です。今、なすべきことに邁進すれば結果はあとからついてくる。オリンピック出場をかけた大事な一戦で敗れはするが、柔道を己の本分として全うした結果が、兄妹で二人揃ってのオリンピック出場であって、二人揃っての金メダルだったのではないでしょうか。素晴らしい感動を頂きました。ありがとうございました。
今月はお盆の月でもあります。6都府県(東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・沖縄)では、コロナウイルスの緊急事態宣言が発出されています。お参りの際も、感染症予防をお願い申し上げます。マスクを外せない中での熱中症予防も併せてお願い致します。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
宝善院(ほうぜんいん)
副住職 秦 崇志(はた そうし)
電話 0774-32-4683