水子供養の数珠掛け地蔵尊前の階段下にある菖蒲(あやめ)の花が開きました。毎年、5月のこの時期に花を咲かせます。
この『菖蒲』の漢字ですが、『あやめ』とも『しょうぶ』とも読みます。『しょうぶ』でも『花しょうぶ』は、『あやめ』と花もよく似ています。数珠掛け地蔵尊前に咲く花は『あやめ』だと聞いていたので判別はつきますが、実際に違いを知りませんでした。『あやめ』の特徴を調べたので、下に載せておきます。
『あやめ』の特徴は、花びらの根元にある茶色の文目(あやめ)の模様です。文目は名前の由来になっているものですが、織物や木目等に現れた模様のことです。下にある写真に印を付けました。そこに文目の模様があります。『はなしょうぶ』の花には、この茶色の文目がありません。
しっかりと文目が付いていましたので、宝善院のは間違いなく『あやめ』でした。
今年は花芽があまり上がっておらず、花が見れるのはこれだけかもしれません。お参りの際に見て頂ければ幸いです。
菖蒲の花以外も開いているものがあります。これも『あやめ』とよく似ている『一発(いちはつ)』という花です。
この『イチハツ』は、実はアヤメ科だそうです。アヤメ科の中でも先に咲くとされ、この名前が付けられたようです。今年にこのイチハツの根を頂いたのですが、無事に花を開いてくれて少し安心しました。当分は鉢植えで育てていく予定です。
東京都・大阪府・京都府・兵庫県に発出されている新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の延長と、新たに愛知県と福岡県に発出する方針で進んでいるようです。感染が拡大している中では仕方がないのかもしれません。すべての方が、まずは自分自身が感染しない様にし、自分から周りの方へ感染させない様にしていく努力が必要と思います。宝善院でも感染拡大防止に努めてまいります。
水子供養と永代供養墓の京都のお寺
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宝善院(ほうぜんいん)
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